東日本大震災の津波で流され、自治体が回収保管する家族写真やアルバム、ランドセル、位牌などの「思い出の品」が岐路に立たされている。岩手、宮城、福島3県沿岸の37市町村のうち、半数超の19市町が保管を終了したか終了を検討・決定していることが8日、各自治体への取材で分かった。震災から年月がたち、保管場所の確保や、劣化の防止が難しいことが背景にある。
記名などがなく持ち主が分からない物や、保管されていることに気付かず持ち主が現れないケースも多い。
これまでに写真など20万点以上の返却事業に取り組んできた三陸アーカイブ減災センター(岩手県陸前高田市)は「震災を思い出して気持ちの整理ができず、引き取りに来られない人もいる。今なお探し続ける人は多く、廃棄しないでほしいという声は依然強い」として、長期保管の態勢づくりを訴えている。
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