アキレス腱の部分にサインが入った谷沢さんのスパイクを見つめる橋本修さん＝岐阜県高山市で
プロ野球中日ドラゴンズの球団初となるOB戦が25日、名古屋市のバンテリンドームナゴヤで開かれる。オールドファンの期待が高まる中、岐阜県高山市の橋本修（しゅう）さん（75）がひときわ待ち望むのが、監督を務める谷沢健一さん（76）の勇姿だ。現役時代、けがからの復帰の過程で使った特製スパイクをチャリティー行事で購入し、40年近く保管。「再びユニホーム姿を見られてうれしい」と感慨に浸る。
谷沢さんは早稲田大から1970（昭和45）年にドラフト1位で入団。同年の新人王に輝いて74年のセ・リーグ優勝に貢献、76年に首位打者獲得と華々しく活躍するが、学生時代からのアキレス腱（けん）痛が悪化し、78、79...
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