Tuesday, July 16, 2024

「地場産品PR」も一部は倉庫に保管、疑惑の兵庫・斎藤元彦知事、視察先の家具を受領 - 産経ニュース

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定例会見で質問に答える斎藤元彦兵庫県知事=16日午後、兵庫県庁(南雲都撮影)

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題に関連し、斎藤氏が同県丹波市を公務で訪れた際、視察先の施設にあった木製の椅子や棚を提供してもらっていたことが16日、分かった。同日の定例会見で、斎藤氏が質問に受領を認めた。斎藤氏は「職場で使うことが地場産品のPRになる」とし、問題はないとの考えを強調したが、椅子は倉庫に保管されていた。

告発文書では、斎藤氏や幹部による複数の贈答品の受領疑惑が指摘されているが、この椅子などについての記載はない。この日の定例会見で、記者から「ぜひ知事室で使いたい」と要望したのではないかと質問され、斎藤氏は「詳細を覚えていない」としながら、「職場で使うことが地場産品のPRになる」と強調。その後、県職員が知事応接室に棚が置かれ、椅子は倉庫に保管されていることを確認した。

県の内規では、業務に関連する贈答品は受け取らないとされているが、斎藤氏は「日々の業務でもきちんと使っている。対応としては適切だった」との認識を示した。

知事応接室に展示されている木製の棚(左)と秘書課に保管されていた木製の椅子(兵庫県提供)

県などによると、椅子や棚は令和4年9月、斎藤氏が同県丹波市内を視察で訪れた際に提供されたとみられる。

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