東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は24日、中小企業などに向けたオンラインストレージサービス「コワークストレージ」を4月8日より提供すると発表した。西日本エリアを含む全国で利用できる。
NTT東日本では、すでにオンラインストレージサービスとして「フレッツ・あずけ~る」を提供しているが、昨今のコロナ禍において、テレワークでもオンプレミスのNASやファイルサーバー等と同等の利用環境を実現したいといった要望や、PPAPによるファイル送受信の廃止に関する相談などが寄せられていたとのこと。
今回発表された「コワークストレージ」は、こうした背景のもとでリリースされるオンラインストレージで、企業で運用するNASやファイルサーバーと同様のフォルダ構成に対応するほか、管理者による権限一括管理、ファイル共有機能、また不正アクセス防止機能などのセキュリティを備えている。
具体的には、社内外との「協働」を意識したサービスとなっており、現状の社内フォルダと同様の構成、および柔軟なアクセス権限設定を行えるという。また、URLリンクによるファイル共有、社外とのフォルダ共有などにより、会社や組織間をまたいだ「協働」を支援するとした。
加えて、Microsoft Teamsとのシームレスな連携にも対応しており、簡単にチャットでのファイル共有を実現できるとのこと。さらに、NTT東日本の回線認証機能にも7月以降に対応する予定で、これを利用すれば、自宅や職場など、複数の拠点からセキュアに利用可能としている。
サービスラインアップは、利用人数、保存可能容量に応じた4つのプランを用意する。価格例は、100GB/5IDの小規模向け「スタート」プランで月額2750円(税込)、5TB/50IDを提供する最上位の「プロフェッショナル」プランは月額3万9600円(税込)。
なお、「コワークストレージ」を新規に申し込み、利用開始したユーザーを対象に、利用開始日から最大3カ月の利用料を無料にするキャンペーンも、6月末まで実施される。
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