嬉野市の医療機関で先月から今月にかけて、保管期限を最大で１７日過ぎた新型コロナウイルスのワクチンを誤って３６人に接種していたことが分かりました。
市はこれまでのところ、健康被害は確認されていないとしています。
嬉野市によりますと市内の１つの医療機関では、先月１日と１５日、２５日と今月２日に、１０代から６０代の３６人に行ったワクチン接種で、保管期限を数時間から最大で１７日過ぎたファイザー製のワクチンを誤って接種していたということです。
ワクチンは、市の保健センターからそれぞれの医療機関に運ばれ医療機関は台帳でワクチンを管理し、期限以内に使用することになっていますが、この医療機関では台帳での管理を行っていなかったといういうことです。
医療機関は３６人全員にすでに連絡をとったということで、今のところ一般的な副反応以外の健康被害は確認されていないということです。
今回の件を受けて市は、市内でワクチン接種を行っている１５の医療機関に対し、ワクチンの管理が適切に行われているかや、ほかに期限切れのワクチン接種がなかったかなどを調査し、問題は見つからなかったとしています。
嬉野市健康づくり課は「誤った接種を行ったかたがたにお詫びいたします。今後、ワクチンの適正管理を徹底し再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
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