エミライは、Aurenderブランドのネットワークトランスポート「N20」と「N150」を5月27日に発売する。Aurenderの特徴であるキャッシュストレージ用に、超高速なM.2 NVMe SSDを採用。2.5インチHDD/SSDをユーザーが搭載できるストレージベイも備える。価格はN20が1,870,000円、N150が544,500円。
N20
USB DACと接続してネットワークオーディオ環境を構築できる、オーディオ専用のUSBポートを搭載。DSD512(22.4MHz)、PCM 384kHz/32bitまでのハイレゾフォーマットを再生できる。オプションのMQA Core Decoderのアップグレードを使うことで、MQA Coreデコード機能も追加できる。
USBだけでなく、最上位モデル「W20SE」に匹敵する豊富なデジタルオーディオ出力機能を搭載。AES/EBU、同軸BNCと、光デジタル出力を備えている。
10MHz、12.8MHzに対応したワードクロック&マスタークロック入力端子も搭載。長期ジッター低減のための恒温槽付水晶発振器(OCXO)を搭載している。
FPGAとOCXOクロックを組み合わせたADPLL(完全デジタル制御フェーズロックループシステム)も搭載。デジタルオーディオのデータ伝送のタイミングを正確に合わせ、ジッターを無視できるレベルまで最小化するという。
音楽再生用にM.2 NVMe 500GBのキャッシュ用SSDを搭載。より高速になったデータ転送により、ネットワーク再生時のレスポンスが向上したという。
ダウンロードやリッピングなどローカルデータの記録・再生用に、最大16TB(8TB 2.5インチSSD/HDD×2)のストレージを、ユーザーがインストール可能。
DSD非対応のUSB DACや、DoPによるSPDIF入力に対応していないDACでDSDソースを再生するため、FPGAによるリアルタイムでのDSD-PCM変換が可能。
リニア電源とスーパーキャパシタをベースとした無停電電源装置(UPS)を組み込んでおり、突然の停電時にオーディオシステムやデータを保護し、安全にシャットダウンできる。
オーディオ専用に設計された二重LANポートを搭載。LAN接続によって発生するノイズがネットワークトランスポート、ネットワークプレーヤーに混入することを防いでいる。
iPadを「Aurenderミュージックサーバーのための多目的なユーザーインターフェイスに変える」という、Aurender Conductorアプリも用意。ストリーミングサービスのQobuzとTidal(日本未サービス)の管理もできる。
外形寸法は430×353×111mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は13.5kg。
N150
「N100H」の後継モデルで、「ストリーミング時代のデジタルファイル再生に求められる数々のアップデートを実施した」という。N20と比べ、AES/EBU、同軸BNC、光デジタル出力、ワードクロック&マスタークロック入力は備えていない。
USB出力はDSD512(22.4MHz)、PCM 384kHz/32bitまでをサポートしながら、小型軽量化を実現。「妥協のない美しい外装仕上げも特徴」という。オプションでMQA Coreデコード機能も追加できる。
音楽再生用にM.2 NVMe 240GBのキャッシュ用SSDを搭載。より高速なデータ転送により、ネットワーク再生時のレスポンスが向上。2.5インチSSD/HDD用ストレージベイは1基で、最大8TBまで対応する。
リニア電源とスーパーキャパシタをベースとした無停電電源装置(UPS)を組み込んでおり、停電時にオーディオシステムやデータを保護し、安全にシャットダウンできる。
オーディオ専用に設計された二重LANポートを搭載。Aurender Conductorアプリも利用可能。外形寸法は215×355×63mm(幅×奥行き×高さ)で、5.3kg。
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