東京・日野市の小学校で調理実習中にジャガイモを食べた5年生の児童20人が吐き気などを訴え、東京都はジャガイモに含まれる有毒物質「ソラニン」による食中毒と断定し、注意を呼びかけています。
都によりますと5日、日野市の小学校で5年生の児童75人が調理実習中にゆでたジャガイモを食べたところ、このうち20人が吐き気や腹痛などを訴えたということです。
いずれも軽症で、病院には通わず、すでに回復しているということです。
保健所が調理済みで食べ残しのジャガイモなどを調べたところ、芽や皮に含まれる有毒物質の「ソラニン」が検出されたことから、都はジャガイモによる食中毒と断定しました。
ジャガイモは担当の教諭が調理実習の5日前に購入したあと自宅のガレージで保管していたということで、都は、日光があたる場所で保管したことでソラニンが発生しやすくなったのではないかとみています。
都はジャガイモは日光が当たらない場所に保管し、食べる際は芽や皮は取り除き、とくに緑色の部分の皮は厚くむき取るよう呼びかけています。
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