2011年の東京電力福島第1原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む指定廃棄物=ズーム=を巡り、群馬県前橋市は22日、市内での保管量の88.1%に相当する302トンが基準濃度の1キログラム当たり8千ベクレルを下回ったため、処理を開始すると発表した。指定廃棄物は少なくとも県内7市村が保管しているとみられるが、処理方針が示されるのは初めて。市は5月にも環境省に指定解除を申請し、年度内にも県外の処理業者に委託する方針だ。
【ズーム】指定廃棄物 放射性物質汚染対処特措法に基づき、1キログラム当たり8000ベクレル超の廃棄物を環境省が指定する。群馬、福島など10都県で計約45万トンが保管されている。自然減衰に伴い基準超の総量は減っていると推計され、他県では処理が徐々に始まっている。
指定廃棄物は時間の経過とともに濃度が低減(自然減衰)して8千ベクレル以下になれば、指定解除を踏まえ原則として廃棄物処理法に基づいて処理できる。
前橋市は前橋水質浄化センター(六供町)内に設けたコンクリート製の建屋3棟で下水...
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