ソフトバンク千賀滉大投手(27)が26日、ペイペイドーム内の球団事務所内で来季の契約交渉に臨み、1時間を超える交渉の末、3億円プラス出来高から1億円アップの4億円プラス出来高の単年で契約を更改した。
3年前からメジャー移籍への強い気持ちを球団に伝えていた。順当に行けば来季中に国内FA権を取得。海外FA権は2022年中になる予定。千賀は交渉が長かったことに「米国のことが1番でした。来年、FAの取得もありますし、いろいろな話をしました」。球団はポスティングでの移籍は認めておらず、千賀も「状況は変わりません」と話した。
今季は2月に右腕の張りなどで出遅れ、6月の開幕に間に合わず、7月7日から1軍登板。それでも18試合で11勝6敗、防御率2・16。149奪三振をマークした。11月4日ロッテ戦(ZOZOマリン)には史上151人目となる通算1000奪三振を達成。855回1/3での到達は、メジャーで活躍した野茂英雄氏を上回りパ・リーグ最速となった。
初獲得となる最優秀防御率と最多勝、さらに2年連続2回目となる最多奪三振のタイトルを獲得し、パ・リーグでは06年斉藤和巳以来の「投手3冠」を達成した。ともに2年連続2回目となるベストナイン、ゴールデングラブ賞も受賞した。
来季に向けて「全部、自分の記録を超えるつもりで頑張るだけです」と気持ちを引き締めていた。(金額は推定)
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