男子フリーで演技する宇野昌磨（代表撮影） (C)デイリースポーツ
「フィギュアスケート・全日本選手権」（２６日、ビッグハット）
男子フリーが行われ、今季初戦となった五輪２連覇王者で、ＳＰ首位の羽生結弦（２６）＝ＡＮＡ＝は、合計３１９・３６点で、５年ぶり５度目の優勝を飾った。ＳＰ３位で羽生と９・３１点差からスタートした宇野昌磨（２３）＝トヨタ自動車＝は、フリー１９０・５９点、合計２８４・８１点で総合２位。佐藤信夫、佐野稔に続く史上３人目の５連覇を逃した。
３種類４本の４回転に成功した宇野は、演技後にピョンピョンとジャンプしてガッツポーズ。全身で喜びを表現した。５連覇は逃したが、「僕にとって今日の演技はいいものだったが、羽生選手にとっては今日の演技はいつもどおり。それくらい僕と羽生選手との差はある」と脱帽。「ユヅ君と久々に一緒の試合に出て、僕の目標がここにあったんだなと感じられた試合だった」と悔しさより、戦えた喜びを口にした。
朝の公式練習から羽生の動きは際立っていたと言い「練習でできていることを本番でやるのは本当に大変なこと。それを簡単にやってのけるすごい選手だなと思った」と宇野。「改めて自分の目標となるすごい選手なんだと、久々の大会で痛感した。うれしかったというのは失礼かもしれないけど、また頑張ろうと思った」とエネルギーをもらったようだった。
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