Saturday, February 5, 2022

スノボ・スキー会場は危険な寒さ…氷点下20度と強風「トリックするのが怖かった」 - 読売新聞オンライン

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 5日に行われた北京オリンピックのスノーボード女子スロープスタイル予選。選手が戦っていたのは、様々なジブ(障害物)やジャンプ台だけではなかった。(読売新聞オンライン)

 テレビで見る限り、澄み渡る青空が印象的だったが、競技コンディションは過酷だったようだ。

 公式発表では気温、氷点下20度。画面越しにも分かるように時折、強風が吹き付けた。3連覇を狙うジェイミー・アンダーソン(米)は「最低。寒くて、体の芯が冷えてしまって、トリックをするのが怖かった。ちょっと体がこわばった」。決勝には進んだが、5位にとどまった。

 2位で決勝に進んだ村瀬 心椛ここも (ムラサキスポーツ)も風の影響で、「飛距離を飛べなかったり、あおられてしまったりしたこともあった」と明かした。ただ、「気にせず、プラスに考えながら滑ることを意識した」と、影響を最小限に抑えられたようだ。

 3日のフリースタイルスキー男子モーグル予選1回目では、6位で決勝に進んだ杉本幸祐(デイリーはやしや)が「雪質と寒さで思った以上に体が動かず、リズムに乗れなかった」とも。

 北京の中心街から約150キロ北に離れた張家口で競技が行われているスキーやスノーボードの選手は、自然との戦いも厳しさを増している。

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