Saturday, February 19, 2022

腕撫す吉田&鈴木の「クレージースイーパーズ」 小柄でも存在感大! - スポニチアネックス Sponichi Annex

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<北京五輪 カーリング 日本・スイス>決勝に進出しカメラに向かって手を振る(右から)藤沢五月、吉田夕梨花、吉田知那美、鈴木夕湖(撮影・小海途 良幹)
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 カーリング女子日本(ロコ・ソラーレ)の1メートル52のリード吉田夕梨花(28)と1メートル45のセカンド鈴木夕湖(30)は、小柄ながら存在感は大きい。体形からは想像できないほど強く氷を掃くスイープで、ストーンを狙った場所に運ぶ2人。海外選手からは畏怖の念を込め、「クレージースイーパーズ」と呼ばれる。スイスとの準決勝、第5エンドの4得点は藤沢のショットに注目が集まりがちだが、サード吉田知那美(30)が投じた石の軌道を必死に伸ばし、相手の石の裏に隠したことも効いた。

 吉田夕はスポーツ心理学の専門家から「失敗してもそれを挽回しようと焦るのはやめる」ことを学び、緊迫した場面でも平然と投げる肝が据わった。鈴木は母・倫子さんが「自宅でも自室をトレーニングルームにし、どたばた」と言うように練習に明け暮れ、強健な体づくりのため糖質制限を徹底した。

 英国との決勝も“鬼スイープ”に注目。吉田夕が「今までで一番いいパフォーマンスをしたい」と言えば、鈴木は「やるべきことに集中する」と静かに闘志を高めている。

 ≪全10チーム中1位成功率83%≫カーリングでは全てのショットの出来を記録員が0、25、50、75、100%(まれに125%)の原則5段階で採点し、この平均値がショット成功率となる。最初に投げるリードの成功率が一番高く、最後のフォースが低い傾向がある。準決勝までの成績では、日本はチームショット成功率が83%で出場全10チーム中トップ。選手個人でも藤沢が全フォースで1位の81%、リードの吉田夕は出場の少ないフィフスを除く全選手で1位の91%をマークしている。

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