16日に行われた北京オリンピックのスピードスケート・ショートトラック女子1500メートルで、珍しいシーンがあった。
8~14位決定戦でスタート直後は最後尾だった菊池純礼(富士急)が、2周目に一気に前へ。先頭に立ってもさらに加速した。ところが、駆け引きを重視し、誰も菊池純を追いかけない。111メートルという小さなリンクで、すぐに2位集団に追いつき、ほぼ周回遅れにした菊池純は、その後は追い抜くことなく「最後尾」で悠々と滑り、1着でゴール。ショートトラックの日本女子として4大会ぶりの入賞を果たし、スタンドへ向けガッツポーズもした。
決勝へは進めなかったが、「ワールドカップでメダル常連の選手と戦える。チャレンジしよう」とコーチと話し合って、戦略を立てたという。
それが功を奏した。「ノーマークだったので、うまく働いた。何もしないで勝てるような甘い順位決定戦ではない。楽しいレースでした」と笑顔だった。
出場2度目の五輪もこれで全日程を終えた。「前回は、帰ってから何もできなかったと思った。今は(力を)出し切って終えられた。(500メートル、1000メートルを含め)3種目とも転倒してしまったが、一番楽しめたと思っています」と26歳は、最後までニコニコしていた。
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