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HDD(ハードディスク)やSSD、USBメモリー、SDカードといったストレージの性能測定や管理では各種ツールを利用する(図1)。定番のツールから裏っぽいツールまでいろいろだ。ただし、管理系のツールを使いこなすには、ストレージの仕組みをしっかりと理解しておく必要がある。また、管理系ツールで操作を誤ると、データが消えかねない。あくまでも自己責任で行ってほしい。
図1 ディスクの速度測定は実はコマンドプロンプトでもできる。ディスク操作の基本ツールである「ディスクの管理」や「DISKPART」もぜひ使いこなしたい
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速度はコマンドでも測れる 定番のフリーソフトも
パソコンの体感速度が遅い、データのコピーが遅いと感じたなら、ストレージの読み書き速度を調べてみよう。実は、「winsat」という標準のシステム評価コマンドでも測定できる(図2、図3)。シーケンシャルは読み書き、ランダムでは読み出しのみを計測するが、必要ならランダム書き込みも測定できる(図4)。
Windows標準ツールで速度を測る
図2 タスクバーの検索ボックスで「cmd」(半角)または「コマンドプロンプト」を検索(1)。右クリックして「管理者として実行」を選ぶ(2)(3)
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図3「winsat disk -drive c:」などと入力して「Enter」キーを押す(ドライブ文字の「c:」の部分は適宜変える)。ランダム読み出し、シーケンシャル読み出し、シーケンシャル書き込みの速度が表示される
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図4 ランダム書き込みの速度を測るには、「-ran -write」オプションを付けて実行する
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ストレージの速度計測ではベンチマークアプリの「CrystalDiskMark」が定番だ(図5)。テストの「Q」は1回で出す命令(キュー)の数、「T」は同時実行スレッド数を表し、シーケンシャルとランダムの双方で複数のテストを実行する。
本格的に計測するならフリーソフトを活用
図5 測定したいドライブを選択して「All」ボタンを押すと(1)(2)、各種の読み書きテストが実行される。左側は読み出し、右側は書き込みの速度。SEQはシーケンシャル、巨大なファイルの読み書き速度の目安になる。RNDはランダムで、小さなファイルの読み書きや実際の体感速度の目安になる
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Windowsでストレージの内部領域を操作する標準管理ツールには、「ディスクの管理」と「DISKPART」がある(図6)。両者でできる操作はほぼ同じだが、システム領域の削除やディスクの完全消去など後者にしかできない機能もある(図7)。
ディスクの管理とDISKPARTを使いこなす
図6 Windowsは「ディスクの管理」と「DISKPART」という2つのディスク操作アプリを持つ。前者は主にマウス、後者はコマンド入力で操作する
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ディスクの管理以上のことができるDISKPART
図7 ドライブの初期化やパーティション削除など通常の操作はディスクの管理でも可能だが、システム領域の削除やディスクの完全消去などはDISKPARTでないとできない
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Adblock test (Why?)
からの記事と詳細 ( 「ディスクの管理」と「DISKPART」でストレージ操作、完全消去できるのどっち? - ITpro )
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