静岡市清水区の国道のバイパスの工事現場で、建設中の高架道路の橋げたが落下し8人が死傷した事故で、現場では、橋げたの解体・撤去のため、23日から橋げたを8つのブロックに分割する作業が始まりました。
7月6日の未明、静岡市清水区尾羽の国道1号線「静清バイパス」の高架道路を建設する工事現場で、道路の土台にあたる長さおよそ63メートル、重さおよそ140トンの橋げたが9メートルほど下に落下し、作業員2人が死亡、6人が重軽傷を負いました。
バイパスは、現在も下り線が橋げたでふさがり、上り線の2車線で上りと下りを通行できるようにする規制が行われていて、22日から、橋げたを解体し撤去するための作業が始まっています。
そして、23日から、橋げた本体を8つのブロックに分割する工程に入り、午前9時ごろから1つめのブロックのボルトを外すなどして本体から離す作業をしています。
作業は、静岡国道事務所から工事を受注した企業が行い、静岡国道事務所によりますと24日午前5時ごろから、23日に分割したブロックを近くの保管場所に搬出するということです。
その後、残りのブロックを搬出して、道路の舗装や修繕を行ったあと、8月半ばをめどに通行規制を解除する見込みだということです。
一方、警察は、橋げたの撤去後も、保管場所で損傷の状況などを詳しく調べることにしています。
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