岡山県警岡山南署で詐欺事件などの証拠品の現金約300万円が所在不明になった問題で、県警が窃盗容疑で事情聴取している同署の30歳代の男性巡査長の関係先から、この窃盗容疑とは別に、巡査長が捜査に関わった変死者名義の通帳が見つかったことが、捜査関係者への取材でわかった。捜査の過程で不正入手した可能性があり、県警が調べている。
捜査関係者によると、同署では10月の署内点検で、押収した詐欺事件の被害金などを入れていた鍵付きの保管庫から約300万円が紛失していることが発覚。県警が署員らから聞き取ったところ、巡査長が関与を認め、「ギャンブルで借金があり、証拠品の約300万円は借金返済などに充てた」などと説明した。
県警は10月下旬に巡査長の自宅などの関係先を捜索。現金は見つからなかったが、他人名義の通帳などを発見した。県警が確認したところ、同署が今年、変死事案として取り扱った死者の名義だった。
巡査長は今年3月から同署刑事2課に所属。変死事案があった日は宿直勤務で、複数の警察官とともに現場を訪れていたという。
からの記事と詳細 ( 現場を訪れた巡査長、変死者の通帳を不正入手か…警察署内で保管の300万円盗んだ疑いも - 読売新聞オンライン )
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