Tuesday, June 11, 2024

沖縄由来の厨子甕や骨つぼ返還へ 大阪府の国立民族学博物館が保管する15件 祭祀承継者の調査開始 - 沖縄タイムス

superselebbanget.blogspot.com
国立民族学博物館が保管している厨子甕の一つ。「向悟」などと書かれている(松島泰勝教授提供)

国立民族学博物館が保管している厨子甕の一つ。「向悟」などと書かれている(松島泰勝教授提供)

 大阪府の国立民族学博物館(民博)が、館内で保管する沖縄由来の厨子甕(ずしがめ)や骨つぼ計15件について本来所有すべき祭祀(さいし)承継者を探し出し、返還するガイドラインを定めたことが分かった。県内の墓から研究目的で持ち出した琉球人遺骨を巡り、子孫らの返還要求を拒否した京都大とは対照的な対応となる。琉球大の波平恒男名誉教授は「関係者の同意を得ずに取得した人骨や副葬品の返還は世界的な潮流。国内の博物館などでも本来の所有者を探し、返還する動きが広がってほしい」と期待を寄せた。(社会部・知念豊)

 民博が4月に施行したガイドラインでは、返還申請者が正当な権利を持つ祭祀承継者と確認できた場合、返還に同意すると定めた。既に厨子甕などに書かれた氏名などの情報を基に調査に着手し、これまでに厨子甕1点の祭祀承継者と考えられる人物を特定した。他の厨子甕などについても調査を継続する方針だ。

 民博が保管しているのは...

有料この記事は有料会員限定です。会員登録すると、続きをお読み頂けます。
※ 無料期間中に解約すると、料金はかかりません。

残り628文字

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 沖縄由来の厨子甕や骨つぼ返還へ 大阪府の国立民族学博物館が保管する15件 祭祀承継者の調査開始 - 沖縄タイムス )
https://ift.tt/7kzi3O1
Share:

0 Comments:

Post a Comment