Tuesday, June 25, 2024

スマホで注目のストレージ「UFS」、SSDに迫る高速さが売り - ITpro

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 スマホもパソコンと同様にストレージとメモリーを搭載する。ただし、パソコンとは呼称が異なり、ストレージを「ROM」、メモリーを「RAM」と表記することが多い(図1)。ROMは一般的に読み出し専用のメモリーを指すが、スマホではストレージのことなので間違えないようにしよう。

図1 「ROM」は内蔵ストレージのことを指し、スマホ用は「eMMC」と「UFS」の2つが主流だ[注1]。読み出し専用メモリーのROMとは意味合いが異なる。「RAM」は書き換え可能な内蔵メモリーを指し、電力消費量が小さい「LPDDR」が主流。両方を合わせて「内蔵メモリー」と表記されることもある

図1 「ROM」は内蔵ストレージのことを指し、スマホ用は「eMMC」と「UFS」の2つが主流だ[注1]。読み出し専用メモリーのROMとは意味合いが異なる。「RAM」は書き換え可能な内蔵メモリーを指し、電力消費量が小さい「LPDDR」が主流。両方を合わせて「内蔵メモリー」と表記されることもある

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 ストレージやメモリーの種類もパソコンとは違う。スマホは「eMMC」か「UFS」を搭載する[注1]。どちらもNANDフラッシュメモリーにデータを記録するが、パソコンのSSDとはまったくの別もの。メモリーは「LPDDR」を搭載。これはパソコンの「DDR SDRAM」を省電力化するために開発されたものだ。

[注1]eMMCは「embedded Multi Media Card」の略でもともとはSDカードの系統に属する。UFSは「Universal Flash Storage」の略でパソコンのSSD並みの高速な読み書き性能を備える

 まずはストレージから。最近はUFSを搭載するスマホが主流になりつつある(図2)。最大の理由はeMMCよりも桁違いに速いからだ。UFSは最大5800MB/秒なのに対し、最大600MB/秒のeMMCは足元にも及ばない(図3)。UFSはSSDに匹敵する速さを誇る。

図2 最新のスマホのストレージは、eMMCよりも高速なUFSを採用するケースが増えている

図2 最新のスマホのストレージは、eMMCよりも高速なUFSを採用するケースが増えている

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図3 eMMC、UFS、SSD(NVMeタイプ)の特徴をまとめた。最大転送速度と最大容量は、いずれもキオクシア製のデータを参照している。UFS 4.0の転送速度は、ミドルクラスのSSD(5000MB/秒)に匹敵。eMMCは高性能なSDカードよりも少し速い程度。UFSの容量は1TBまであり、eMMCは仕様上でも256GBで頭打ちだ。UFSとeMMCはSSDよりも消費電力が小さい

図3 eMMC、UFS、SSD(NVMeタイプ)の特徴をまとめた。最大転送速度と最大容量は、いずれもキオクシア製のデータを参照している。UFS 4.0の転送速度は、ミドルクラスのSSD(5000MB/秒)に匹敵。eMMCは高性能なSDカードよりも少し速い程度。UFSの容量は1TBまであり、eMMCは仕様上でも256GBで頭打ちだ。UFSとeMMCはSSDよりも消費電力が小さい

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