通称は「FMS」で変わらず
フラッシュメモリとその応用製品に関する世界最大のイベント(講演会兼展示会)「フラッシュメモリサミット(FMS:Flash Memory Summit)」が、イベントの名称をこのほど「フューチャーメモリアンドストレージ(FMS:The Future Memory and Storage)」に変更した。フラッシュメモリサミットでは最近、不揮発性メモリやDRAMなどのフラッシュ以外の半導体メモリ、CXLやチップレット、車載ストレージ、機械学習などの新しい話題が講演会と展示会を賑わせるようになった。そこで通称は「FMS」のままで、テーマの広がりに合わせて名称を変更した。
名称は変わったものの、通称と開催時期、会場は以前と変わらない。ことしも8月上旬に、米国カリフォルニア州サンタクララで開催を予定する。具体的には、8月6日〜8日にサンタクララコンベンションセンター(SCCC:Santa Clara Convention Center)で実施される。
キーノート講演には久しぶりにフラッシュ大手が出そろう
ことし(2024年)のハイライトは、恒例のキーノート講演にフラッシュメモリの大手ベンダーが久々に出そろうことだろう。Samsung Electronics(以降はSamsungと表記)、キオクシア、SK hynix、Western Digital(以降はWDと表記)は昨年のFMSでもキーノート講演に参加した。ことしは久しぶりにMicron Technology(以降はMicronと表記)がキーノート講演を実施する。
キーノート講演のスケジュールはまだ決まっていない。簡易版のプログラムによると、初日の8月6日にキオクシア、SK hynix、Samsungがキーノート講演を予定する。そのほかにキーノート講演を予定するのはWDとMicronのほか、NEO Semiconductor、FADU Technology、Microchip Technology、Silicon Motion、Phison Electronics、Koveである。また展示会には、100社近い企業が出展する見込みだ。
公式ウェブサイトを通じた参加登録は、既に始まっている。参加料金は安くない。3日間の参加券(昼食付き)と8月5日のプレイベント(講座2件)参加券をまとめた「All Access - 3 Day Conference with Pre-cons」が1895米ドル、3日間の参加券(昼食付き)「3 Day Conference - Tue/Wed/Thu」が1595米ドル、1日間の参加券(昼食付き)が695米ドルなどである(いずれも8月3日までの早期割引価格)。なお一般講演には「オープン」と「プロ(プロフェッショナル)」があり、これらの参加券では全ての講演を聴講できる。
このほか25米ドル(8月3日まで。8月4日以降は100米ドル)の超格安参加券「Access Plus」がある。「Access Plus」では展示会、オープン講演、キーノート講演に参加できる。
(次回に続く)
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