2020年04月21日13時29分
【ニューヨーク時事】20日のニューヨーク原油先物市場で価格暴落の引き金となったのは、新型コロナウイルスの感染拡大でエネルギー需要が減少する中での原油在庫の急増だ。5月渡しの取引最終日を翌日に控え、現物の保管スペースに困った投資家が一斉に売却に走った。市場では、積み上がった在庫処分のため、経済再開後も原油価格低迷が長期化するとの懸念が広がっている。
トランプ米大統領は同日の会見で、戦略備蓄を7500万バレル積み増す方針を表明。サウジアラビアからの原油輸入停止の可能性にも言及し、価格下支えの考えを示した。
米エネルギー省は、民間に対し約7700万バレル相当の保管場所の一部貸し出しを検討している。ただ、米国の原油在庫の増加ペースは、週1000万~2000万バレル。政府が持つ保管場所にも限りがあり、米戦略国際問題研究所は「控えめに見積もっても、7月中旬には米国では貯蔵場所がなくなる」と指摘する。
英調査会社IHSマークイットによると、3月下旬時点で世界の石油貯蔵の余力は16億バレル程度。世界的な需要減少で、原油の余剰は今年前半だけで18億バレルに達すると試算しており、保管スペースの確保は世界的な問題だ。
主要産油国は今月、過去最大となる協調減産で合意したばかりだが、米エコノミストは「さらなる減産に追い込まれる可能性もある」と指摘している。
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April 21, 2020 at 11:29AM
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保管場所の枯渇懸念 在庫増で価格低迷長期化も―米原油暴落 - 時事通信
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