新型コロナウイルス感染症の影響で東京五輪が来夏に延期されたことで、大会組織委員会は既に日本にある聖火を今後1年間保管するという任務を負う。五輪のシンボルである火は、国際オリンピック委員会（IOC）の指針で大会閉幕まで燃え続けなければならないと定められている。前例のない事態にも消すわけにはいかず、厳重な管理が求められる。保安上の理由もあり、保管場所は「極秘」（大会関係者）と神経をとがらせる。
福島での展示では、聖火は高さ約30センチ、重さ約1.8キロの特製ランタンの中で燃え続けていたが、今後の保管方法についても組織委は「非公表」としている。
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