手指の消毒をするハンドサニタイザーが手に入りにくくなった今、自宅のどこかに残っていなかったかと隅々まで探している人もいるのではないでしょうか。
何かのイベントでもらったサンプルのボトルを掘り出し、車のトランクに入っている救急箱から小型ボトルを取り出し、流しの下で場所を取っている半分空になったボトルの埃を払ったりしています。
ところで、こうした古いハンドサニタイザーは、どの程度除菌効果があるのでしょうか?
ハンドサニタイザーは「悪くなる」のでしょうか? 残念ながら、答えは「YES」です。
ハンドサニタイザーの効力は着実に落ちる
ハンドサニタイザーは厳密には「悪くなる」ことはありませんが、時間の経過とともに効力を失います。
疾病対策センター(CDC)は、水と石鹸を使って手を洗えないときは、60%以上のアルコールを含むハンドサニタイザーで代用することを奨励しています。
この「60%」という数字が問題です。
アルコールは揮発性の化合物なので蒸発しやすいため、ジムのバッグにいつ入れたかわからない程長く入っているハンドサニタイザーは、アルコール含有率がラベルに記載されているより低くなっている可能性があります。
劣化は開封した瞬間から始まる
ハンドサニタイザーは食品医薬品局(FDA)に規制されているので、ボトルにロット番号と有効期限が印刷されています。
この有効期限は通常、製造日から約2〜3年ですが、これは有効成分(ハンドサニタイザーの場合はアルコール)がラベルに印刷されている含有率の90%を下回ると見込まれる時期に当たります。
つまり、手元にあるハンドサニタイザーが新品の状態でアルコール含有率70%だとしたら、63%まで下がると見込まれるときが有効期限になります。
これは、CDCが推奨する「60%」よりは上ではありますが、かなり微妙な差ですね。
ハンドサニタイザーは一度開封して中身が空気に触れるとアルコール含有率が低下します。
したがって、いつ開封したかわからないほど古いものは、まだ有効期限が切れていなくても、アルコール含有率が大幅に低下している可能性が高いでしょう。
アルコール含有率が60%を下回ると、除菌効果は多少は残っていても、かなり低くなっているはずです。
ハンドサニタイザーの正しい保管方法
ハンドサニタイザーは適切に保管することが大切です。
まず、直射日光はアルコールを蒸発させる可能性があるので避けるべきです。
それから、小さい子どもの手の届かないところに保管することも大切です。ブランドによっては、子どもがジュースと間違いそうな色や香りを使っているからです。
FDAは、新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから、毒物管理センターへの電話が増えており、そのほとんどはハンドサニタイザーの誤飲だと報じています。
ですから、色がきれいで良い香りがすると、幼児が飲もうとするかもしれないと注意しましょう。
また、ハンドサニタイザーは可燃性の液体と見なされるので、73℉(約23℃)以上の場所には保管しないようにしてください。
水と石鹸で手を洗うことが一番
手元のハンドサニタイザーの効力に不安があるときは、とにかく手を頻繁に洗うことです(いずれにしろ、そうすべきです)。
CDCも指摘している通り、ハンドサニタイザーはある状況では効果を発揮しますが、どんな場合であっても普通の石鹸と水を使って手を洗うことが一番です。
ハンドサニタイザーは、手に油がついていたり汚れがひどいときは十分な効果を発揮しません。
とはいえ、水と石鹸で手を洗えないときは、古くなったハンドサニタイザーでもないよりマシです。
そういうときは、手で顔を触らないようにして、なるべく早く水と石鹸を使って手を洗ってください。
あわせて読みたい
Image: Shutterstock.com
Source: CDC, Healthline, Prevention, LoveToKnow(1, 2), FDA
Rachel Fairbank – Lifehacker US[原文]
"保管" - Google ニュース
April 16, 2020 at 08:00AM
https://ift.tt/2RIJqGB
ハンドサニタイザーは劣化する。有効期限・正しい保管方法は? - ライフハッカー[日本版]
"保管" - Google ニュース
https://ift.tt/2PhZcWW
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
0 Comments:
Post a Comment