ロッテの荻野貴司外野手(35)が保有する国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留することが1日、分かった。クライマックスシリーズ終了後から権利の行使を検討していたが、球団側から強い慰留と複数年契約での残留要請を受けたとみられ、熟慮を重ねた末に残留する意志を固めたようだ。
近い関係者には「自分を本当に必要としてくれているという思いを感じた。まだまだ恩返しができていないし、やっぱりロッテで優勝したいという気持ちが強い」と話すなど、10年から11シーズン過ごすチームへの強い愛着も決断を後押しした模様。36歳シーズンから複数年契約を結ぶことで“生涯ロッテ”を貫くことにもなりそうだ。
チームでは11月30日に沢村が海外FA権の行使を表明し、同じく海外FA権を取得した唐川、国内FA権を取得した松永が行使を検討中と主力の大量流出の可能性もある。それでもチーム屈指の人気を誇り、昨季初のゴールデン・グラブ賞とベストナインを受賞をするなど衰え知らずの背番号0の残留は朗報。16年ぶりのリーグ優勝を目指すチームのためにさらなる活躍を見せていく。
◆荻野 貴司(おぎの・たかし)1985年10月21日、奈良県生まれ。35歳。奈良・郡山高では3年夏に県大会準優勝。関学大では遊撃手でベストナイン5回。トヨタ自動車で2008年日本選手権優勝。09年のドラフト1位でロッテ入団。通算784試合に出場し、打率2割8分、32本塁打、214打点、220盗塁。172センチ、75キロ。右投右打。年俸7800万円。
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