Tuesday, June 14, 2022

「山姥切国広の保管場所を」歴史博物館を造ろう 足利市民ら18日に推進協設立 - 東京新聞

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 歴史博物館設立の機運を高めよう、と栃木県足利市の有志市民らが「足利歴史ミュージアム設立推進協議会」を十八日、設立する。講演会などの啓発イベントや署名運動を通じて市に設置を働きかけていく方針だ。(梅村武史)

 「話題の山姥切(やまんばぎり)国広が市に託されたとしても適切な保管場所がないのでは」と訴えるのは市民団体「足利リビルドの会」の清水弘一会長(77)。同協議会の中核を担い、伝統芸能や教育、女性団体なども名を連ねる。

清水弘一会長

清水弘一会長

 同市には県内最多の三百超の寺社があり、市も「歴史と文化のまち」をアピールするが、多くの寺宝や歴史資料が不十分な管理の下でうずもれているという。清水会長は「適切な管理環境と公開の場が市にない現状はおかしい」と訴える。

 同市には以前、約二十億円を投じて歴史博物館を建設する計画があったが、一部研究者らの反対で一九九七年、当時の早川一夫市長が見送りを決め、その後、白紙化された。清水さんらは協議会設立で改めて機運を高めたいと願う。

 設立総会は午後一時半から市生涯学習センター二〇三号室で開催。同時に正会員(年会費千円)も募る。問い合わせは清水会長=電090(6922)7575=へ。

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