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インターネット上でファイルを保存できる「クラウド」サービスは日常に欠かせない存在になりつつある(図1)。パソコンだけでなく、スマホなど複数の機器でデータをやり取りする際の〝仲介役〟としての役割も担うからだ。
クラウドはネット上のファイル保管庫
図1 一般にクラウドサービスとは、インターネット回線を通じてファイルを保存したり、アプリを利用したりできるサービス全般を指す。クラウドという言葉はインターネットの概念図を「雲」で表現することに起因する。用途は写真の閲覧・保存、メールなどさまざまなものがあり、特にファイル保存をメインとするサービスは「クラウドストレージ」と呼ばれる場合が多い
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クラウドとは文字通り「雲」の意味。インターネットの概念図を雲で表現することからきている。ひと口にクラウドといってもサービスによって用途はさまざま。例えばファイルの保存を主目的とするものは「クラウドストレージサービス」と呼ばれる。本特集では主にクラウドストレージを取り上げるが、まずはクラウドのメリットやサービスの概要をおさらいしておこう。
仕組みの肝は「同期」 無料サービスは3社が強い
パソコンや外付けハードディスクには、仕事で必要な書類や思い出の写真がいっぱい詰まっているだろう。だが、手元のデータは機器の故障や災害に遭えばバックアップもろとも消失する恐れがある。その点、クラウドなら自宅や職場から離れた遠隔地に保存してあるから安心だ(図2)。また、データの持ち運びにUSBメモリーを利用する際には、ファイルをコピーし忘れたり、USBメモリーを紛失したりする心配がある。クラウドにデータを保存すれば、こうした持ち運びの手間はなくなり、必要なファイルにいつでもどこからでもアクセスできる(図3)。
クラウドのメリットは計り知れない
図2 大切なファイルをパソコンや外付けストレージに保存していると地震や火事、水害といった災害時にはパソコンと一緒にデータが失われる危険性がある。対してクラウドストレージは、データセンターが遠隔地にあり、複数の場所に分散して保存していることもあるためこのような心配がない
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図3 自宅とそれ以外の場所で作業したい場合、たいていUSBメモリーなどでファイルを持ち運びするケースが多い。しかし、ファイルをコピーし忘れたり、USBメモリーを紛失したりといったトラブルが付きもの。クラウドストレージにファイルをアップロードしておけばこんな失敗はなく、どこからでもアクセスできる
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大容量ファイルを渡すときもクラウドが便利だ。そもそも大容量ファイルをメールに添付するのは相手に迷惑。クラウドならURLを知らせてダウンロードしてもらえばよい(図4)。写真や動画をアルバム形式で共有できるサービスも多い。最近はAI(人工知能)を活用して写真の被写体を自動判別し、「花」「犬」といったタグを付けてくれるサービスもある(図5)。
図4 大容量のファイルを相手に送る際、相手の環境も確認せずメールに添付するのはマナー違反。その点、クラウドストレージに保存したデータは、共有用のURLを知らせることで相手に渡すことができる。これまで光ディスクでデータを渡していたようなケースも、クラウドで済むのがメリットだ
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図5 大手サービスでは、アップロードした写真の被写体をAI(人工知能)によって自動判別し、適切なタグを付けてくれるものがある。このタグで検索したり、タグごとに表示したりできるので、手動で整理する必要がなくなる。サービスによっては人物の判別も可能だ
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