Tuesday, January 30, 2024

美術品の利活用 専門家意見の中間報告 大阪府の地下駐車所保管問題 [大阪府]:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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吉川喬

 大阪府咲洲庁舎(大阪市住之江区)の地下駐車場で府所蔵の現代美術作品105点が保管されていた問題で、府は30日、美術作品の活用や保管について専門家の意見をまとめた中間報告を発表した。安定的な保管場所の確保や修復の推進などを求めている。

 中間報告では、105点の美術作品について「これまで保管場所が何度も変更されるなど、その場しのぎの対応になっていた」と指摘。これらを含む府所蔵の現代美術作品約7900点についても「一部作品について、必要な修復などが行われていない」「美術作品の管理について、専門的に調査・研究を行う府の学芸員が不在」などと課題を挙げた。

 その上で2024年度末までに、(105点を)安定して保管できる場所の確保▽展示品のうち劣化が認められる美術作品の修復▽新たな展示場所の確保▽美術作品を継続的に管理する実施体制の構築について検討することを求めた。

 105点は美術館の建設構想に伴い府が集めたもので、17年から地下駐車場で保管されていた。梱包(こんぽう)されずにビニールで覆っただけの作品や、サビなどの劣化が生じている作品もあるという。昨年9月までに別の府有施設へ移転された。(吉川喬)

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