2023/08/25 05:00 ウェザーニュース
そこで、食器洗い用のスポンジをきれいに保つ方法を、エフコープ生活協同組合 機関運営・広報部の光安さんに伺いました。
スポンジには大量の菌が潜んでいる
では、スポンジの除菌はどうすれば効果的か、4つのパターンで検証してみました。
除菌は漂白剤が最も効果的
「検証の結果、除菌に効果があったのは、『漂白剤に浸けて水洗いして絞る』、次に『除菌ができる洗剤を浸透させてから水洗いして絞る』でした。
ただ、『2時間天日干し』にも一定の効果がありました。漂白剤は短時間で行える最も効果がある除菌法ですが、いずれの方法も時間をかければさらに除菌効果が望めそうです」(光安さん)
水を切って保管するのが清潔を保つコツ
「検証の結果、最も菌数が少なかったのは、『水切り有、水切りラックに置く』で、次に『水切り有、シンクに直置き』でした。最も菌数が多かったのは『水切り無、シンクに直置き』で、次に『水切り無、水切りラックに置く』でした。
いずれも水を切ってから保管すると、菌数は少ない傾向にありました。これは水を切ることで菌の増殖に必要な水分が減ったことが要因と考えられます。
つまり、スポンジを清潔に保管するには、スポンジをなるべく乾燥させてスポンジの中の菌を増やさない環境を作ることことが重要と言えそうです」(光安さん)
スポンジは毎日、汚れを取り除いて除菌し、水を切って水切りラックで保管すれば清潔に保つことができます。しかし、ちぎれて破損したり毛玉ができるなどすると、その部分に汚れがたまりやすくなり、菌の温床になります。こうなればスポンジは交換するようにしましょう。
まだまだ食中毒には注意が必要です。毎日の炊事・食器洗いなどで欠かせないスポンジにも十分注意を払いましょう。
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保管方法によって菌数に大きな差!? スポンジを清潔に保つコツ
参考資料など
取材協力/エフコープ生活協同組合 CHEER!days
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