クラウドストレージには、相変わらずお金がかかります。
iCloud、Google One、OneDriveなどの主要なサービスでは、2TBのストレージで月額10ドル(1000円前後)が標準となっていますが、ユーザーのニーズはそれをどんどん上回るばかりです。
データのバックアップ、長時間のZoom会議の録画共有、RAWビデオファイルなど、圧縮されていないビデオファイルやCADドキュメントはすぐに10GBを超えてしまいます。
大容量のファイルをインターネット上で安く(あるいは無料で)共有する方法をお探しの方のために、ストレージのサイズに応じて最適なオプションをご紹介しますね。
1.Microsoft 365 Family:6TBのストレージを6分割で使用
ありとあらゆる付加価値サービスを1つのプランに詰め込むというMicrosoftの方針が功を奏して、Microsoft 365は企業に人気です。
1つのプランで、すべてのOfficeSuiteとMicrosoft Teamsにアクセスでき、複数のユーザーと共有することができます。
年間99ドルのMicrosoft 365 Familyプラン(日本公式サイトにはなし)では、実際には6TBのストレージスペースが6つのアカウントに分割されて提供され、約90ドルの割引プランもありますよ。
この6TBのストレージ容量をすべて利用するには、6つの異なるアカウントを使用する必要がありますが、それをするだけの価値があるかもしれません。
2.iDrive: 1TBの価格で5/10TBのパーソナルストレージを提供
大容量データのバックアップといえば、iDriveが人気です。しかし、大容量のストレージをリーズナブルな料金で利用できるパーソナルクラウドストレージプランも用意されています。
iDriveは、純粋なクラウドストレージではなく、ファイル共有やコラボレーション機能を備えたバックアップサービスです。データの同期ではなく、デバイスのバックアップに重点を置くDropboxのようなものだと思ってください。
iDriveにはエンドツーエンドの暗号化機能がありますが、これはユーザーが有効にする必要があります。また、暗号化キーを忘れてしまうと、すべてのファイルにアクセスできなくなってしまいますよ。
それでも、iDriveを使ってPCからデータをアップロードすれば、他の人と共有することができます。5TBのプランは、1年目は59ドル。10TBのプランもあり、こちらは1年目は75ドルです。
3.TeleDrive:Telegram経由で無制限のクラウドストレージが無料で利用可能
Telegramは、人気のプライベートメッセージングサービスで、無制限のクラウドストレージ機能が搭載されています。また、Telegramのアプリにも同様の機能を提供するAPIが用意されていますよ。
そこで、TeleDriveは、インターネット上で無制限のファイルをアップロードして共有できるシンプルなダッシュボードを開発しました。
無料プランでは、1日あたり最大1.5GBまで、ダウンロードとアップロードの最大容量が2GBに制限されていますが、年間10ドルを支払うことでこれらの制限を解除することができます。
唯一の問題は、このサービスがTelegramのAPIに依存していることです。それがなくなれば、TeleDriveもなくなってしまいます。
4.pCloud:一生モノのクラウドストレージが手に入る
pCloudは、安全なクラウドバックアッププロバイダーで、2つの利点があります。1つ目は、10GBのストレージスペースを無料で提供していること。これは競合他社よりもはるかに多いと言えます。
2つ目は、リアルに一生もののラウドストレージを提供していること。これは、月額料金を支払うのが嫌なユーザーには嬉しいチョイスです。
この記事の執筆時点では、500GBの容量が175ドル、2TBのストレージ容量が350ドルで入手できます。
pCloudには年間プランもありますが、2TBのストレージスペースで月額99ドルと、あまりお勧めできるものではありません(同じ料金でGoogle OneやiCloud+のプランを利用できます)。
5.Icedrive:プライバシーとセキュリティを重視
Icedriveは、プライバシーとセキュリティを重視したクラウドバックアップサービスです。Twofishによる暗号化だけでなく、クライアントサイドの暗号化も行われます。鍵はデバイス上で生成され、Icedriveのサーバーには一切触れません。
つまり、誰も、Icedriveでさえも、ユーザーのデータにアクセスできません。
また、大容量のストレージをリーズナブルな価格で提供するプランもあります。10GBのストレージスペースが無料で手に入り、5TBのプランは月額15ドルです。
iDriveほど安くはありませんが、セキュリティを重視するなら、支払う価値のある価格です。
6.Mega :20GBを無料で、8TBを格安で提供
Megaは、クラウドストレージとデータ共有のウェブサイトで、(海賊版データの共有に使いやすいという理由で)常に物議を醸してきました。
しかし、ここ2、3年でMegaは成長しました。主要なバックアップソリューションとして使用することはお勧めしませんが、インターネット上で大容量のファイルを無料で(あるいは、格安で)共有するには、実際かなり良い選択肢です。
Megaは、この記事でご紹介するものの中で唯一、無料で20GBのストレージスペースを提供するクラウドストレージサイトです。
また、有料の場合は、8TBのストレージスペースを月額約22ドル、16TBを月額34ドルで利用できます。多くのストレージスペースがお安く手に入ります。
7.WeTransfer:7日間のみ有効の無料データ転送
WeTransferは、人気のデータ共有サービスとして知られていますが、正確にはクラウドストレージツールではありません。
その仕組みはいたってシンプルです。2GBまでのファイルをアップロードすると、7日間有効なリンクが生成され、無条件で利用できます。こうしたリンクはいくつでも作ることができます。
複数の大容量ファイルを共有する必要があり、1週間後にファイルが削除されても気にならないなら、WeTransferは信頼できる安全なオプションです。
月額12ドルのプランでは、最大200GBのファイルを送ることができ、1TBの個人用ストレージが手に入ります。
それほど安くはないので、WeTransferプロのプランはお勧めしません。必要なときだけ無料のサービスを使用しましょう。
Source:TeleDrive, pCloud, Icedrive, Mega, WeTransfer, Microsoft 365 Family
からの記事と詳細 ( GoogleやMicrosoftより安いクラウドストレージサービス7選 - ライフハッカー[日本版] )
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