Sunday, March 20, 2022

「飛鳥美人」発見50年 高松塚壁画の保管施設公開 - 産経ニュース

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色彩豊かに表現された「飛鳥美人」の西壁女子群像。報道陣に公開された=奈良県明日香村の修理施設(代表撮影)
色彩豊かに表現された「飛鳥美人」の西壁女子群像。報道陣に公開された=奈良県明日香村の修理施設(代表撮影)

「飛鳥美人」として知られる国宝・高松塚古墳壁画(奈良県明日香村、7世紀末~8世紀初め)の発見から21日で50年を迎えた。文化庁は極彩色壁画を保管する村内の施設内部を報道関係者に公開し、発見から半世紀を経た現在の壁画がお披露目された。

壁画は国が管理し、非公開だったが、カビによる劣化が判明、その後石室が解体された。修理施設での壁画修復は12年間に及び、令和2年3月に完了した。

壁画は修理施設で年に数回、ガラス越しに一般公開されているが、文化庁は今月9日、壁画が置かれている作業室内への報道陣の入室を許可した。報道陣が作業室に入るのは10年ぶり。

内部では壁画が描かれた凝灰岩(ぎょうかいがん)の石室の壁石や天井石など16個の石材を保管。壁画は石室解体直後と比べると黒いカビや汚れが取り除かれ、きれいな状態になった。赤や緑、黄色など女子群像のカラフルな衣装や星空をデザインした「星宿(せいしゅく)」の金箔(きんぱく)もはっきりと分かる。四神図の迫力ある描写も往時のままだ。

「カビの除去やしっくいの強化など当初の目標はある程度達成されたが、もろい状態に変わりはなく慎重な取り扱いが必要」と同庁。壁画を公開する新たな保存・展示施設を11年度までにオープンさせる予定だ。

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