図1 HDDを内蔵するパソコンが遅いと感じたら、まずはSSDへの換装を検討しよう。それだけで体感速度は大幅に上がる。メモリーの追加も有効な手段だ。内蔵ストレージの空き容量が足りないなら、外付けストレージやSDカードなどで追加する。USB端子が不足していればUSBハブで追加。ネットワークが遅いと感じたら、より高速なWi-Fiや有線LANの導入を検討しよう
図2 HDDは最大速度が100MB/秒程度しか出ないうえ、小容量ファイルの読み書きが絶望的に遅い。SSDはSATAインターフェースの製品でも最大速度は500MB/秒に達し、小容量ファイルの読み書きも高速。内蔵HDDをSSDに交換することで、大幅なパワーアップを図れる。交換用の2.5型SSD(SATA)は容量500GBで6000円ほどだ
図3 HDDを取り外せるパソコンであれば、SSDに交換可能だ。取り外し方は機種によって異なるので、取扱説明書などで確認しておく
図4 HDDと交換できるのは同じ形状の2.5型SSDのみ。M.2NVMeなどの基板タイプは利用できない。現在のHDDよりも容量が大きいSSDを用意するとデータの移行作業がしやすい
図5 USB接続の2.5型用ポータブルHDDケース(1000円台)や変換ケーブルなどを介して、SSDをパソコンに接続。フリーソフトを使ってHDDの内容を丸ごとSSDにコピーする
図6 「ダウンロード」を押して「ShadowMaker無料版」を入手(1)(2)。インストーラーを実行して画面の指示に従う
図7 アプリを起動して「Tools」→「CloneDisk」をクリック(1)(2)
図8 「The Source Disk」(コピー元ディスク)をクリック(1)。パソコンの内蔵HDDを選んで「Finish」を押す(2)(3)
図9 「The Target Disk」(コピー先ディスク)をクリック(1)。USBで接続したSSDを選択して「Finish」を押す(2)(3)。コピー元とコピー先を確認して「OK」を押すと(4)、丸ごとコピーが始まる
図10 大容量のSSDでも、単純な丸ごとコピーではCドライブがHDDと同じ容量になる。フリーソフトで調整しよう。図6の手順でダウンロードページを開き、「Partition Wizard無料版」を入手する
図11 アプリを起動し、HDDの末端領域の容量を確認する(1)。SSDの当該領域を選択し、「パーティション移動/サイズ変更」を押す(2)(3)
図12 図11で調べた末端領域の容量を「パーティションサイズ」に入力する(1)。「後の未割り当て領域」を「0」にすると(2)、サイズ変更後も当該領域は末端に配置される。「OK」をクリック(3)
図13 SSDのCドライブの後ろに「未割り当て」の領域ができる。SSDのCドライブを選択して「パーティション移動/サイズ変更」を選ぶ(1)(2)
図14 パーティションサイズの右側にある矢印を右端までドラッグして空き領域をCドライブに割り当て(1)、「OK」を押す(2)
図15 SSD側のパーティションがこのような感じになるのを確認。今はまだ設定段階なので、実際のパーティションは変更されていない
図16 問題なければ「適用」を押す(1)。警告が表示されたら「はい」を選択する(2)
図17 作業中はパソコンでほかの作業をしない。ほかのアプリは事前にすべて終了しておくのが望ましい。もし、この警告が表示されたら「今すぐ再起動」を選ぶ。再起動後に簡易OSが起動して作業を続行する
図18 丸ごとコピーとパーティション調整が終わったらパソコンの電源を完全に切り(ノートパソコンではバッテリーも外す)、パソコンからHDDを取り出す。固定器具がHDDに取り付けられていた場合はそれも外す
図19 固定器具があれば、HDDのときと同じ向きでSSDに取り付ける。端子の向きがHDDと同じになるようにしてSSDを組み込む。この後、パソコンの蓋を閉じて電源を入れれば、SSDからパソコンが起動する
[日経PC21 2022年3月号掲載記事を再構成]
からの記事と詳細 ( ビジュアル解説 Windows 10 のストレージ SSDへ換装|NIKKEI STYLE - Nikkei.com )
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