Wednesday, May 22, 2024

クラウドストレージの選び方、大容量や自動バックアップなど6つの目的で絞り込む - ITpro

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 Webサービスの数は膨大で、どう選ぶか、お金を払うべきか、誰しも迷うところだ。

 利用する有料サービスの数を絞るには、まず自分にとって「必須のサービス」を絞り込みたい。「これだけは譲れない」と思えるサービスには、ある程度お金を払っても後悔はしないはず。それ以外に「あるといいな」と思う機能は、無料サービスや統合サービスで探しても納得できるに違いない。

 有料でもWeb サービスを使いたいと思える目的を6つ挙げてみた。6 つの目的ごとに、最適なサービスを紹介していこう。

クラウドストレージを使う上で一番大事な目的は何?

クラウドストレージを使う上で一番大事な目的は何?

Webサービスを使う目的は人それぞれ。目的が絞れていればサービスを選びやすい

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大容量のクラウドストレージが欲しい

 クラウドストレージは、クラウド上にファイルを保存できるサービス。クラウド上にファイルがあることで、スマホやほかのパソコンからも簡単にアクセスでき、ファイルの共有も楽になる。また、パソコンにトラブルがあっても、クラウド上のファイルがバックアップとなり、大事なファイルを失う危険を避けられるのも大きなメリットだ。

 主要なクラウドストレージとして、「OneDrive」「Googleドライブ」「iCloud」が挙げられる(図1)。クラウドストレージサービスでは、容量によって料金が変わる。容量を気にせずファイルを保存するには大容量のストレージが欲しいが、その分だけ料金が上がってしまう。「必要な容量より少し多め」がどれくらいかを考えて、無駄のない契約をしたい。

主要3社のクラウドストレージサービス

主要3社のクラウドストレージサービス

図1 クラウドストレージのサービスはマイクロソフト、グーグル、アップルが大手だ。3社とも、統合サービスを利用することで容量を追加できる。「iCloudドライブ」は「iCloud+」で容量のみの追加が可能

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 大事なファイルだけをバックアップするなら、数GBあれば十分。各社の無料アカウントを作成するだけで、5G~15GBは利用できるので、今すぐ有料サービスに加入する必要はない。無料の容量を超えると「容量が足りません」といったメッセージが表示される。そのときに追加容量を購入するか、別のサービスに移行するかを考えればよい。

 問題は既に無料の容量を使い切って、まだまだ保存したいファイルがある場合だ。利用中のサービスをそのまま有料会員にアップグレードする前に、安くて容量の大きなサービスがないか確認しよう。

 主要3社の料金を表にまとめた(図2)。同じサービスでも容量の異なる複数のプランが用意されている。「Google One」と「iCloud+」はクラウドストレージを追加するプラン。「Microsoft 365」と「Apple One」はクラウドストレージと付帯サービスが一体化した統合プランだ。

図2 主要3社のクラウドストレージは、それぞれの無料アカウントを作成すれば使い始めることができる。無料で使える容量を超えたら、サービスに加入することで必要な容量を確保しよう

図2 主要3社のクラウドストレージは、それぞれの無料アカウントを作成すれば使い始めることができる。無料で使える容量を超えたら、サービスに加入することで必要な容量を確保しよう

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 付帯サービスを考えず、単純に「安くて容量の大きいクラウドストレージ」を求めるなら、図2の料金表をグラフにすれば一目瞭然(図3)。1300円で2TBの容量を確保できるGoogle One(プレミアム)かiCloud+が選択肢となるだろう。

グラフで見るクラウドストレージの値段

グラフで見るクラウドストレージの値段

図3 図2の表をグラフ化した。左上になるほど、容量当たりの単価が割高、右下になるほど割安になる。付帯機能も参考にしつつ、必要な容量を考えて選ぼう

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 ただし、毎日のように利用するクラウドストレージなら、使い勝手も考えたい。使用する機器によって相性もあるので、実際に無料プランを試して選ぶのも大事だ。

 クラウドストレージでファイルの自動バックアップや写真の保管を考えるなら、次ページ以降も参考にしてほしい。

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