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Webサービスの数は膨大で、どう選ぶか、お金を払うべきか、誰しも迷うところだ。
利用する有料サービスの数を絞るには、まず自分にとって「必須のサービス」を絞り込みたい。「これだけは譲れない」と思えるサービスには、ある程度お金を払っても後悔はしないはず。それ以外に「あるといいな」と思う機能は、無料サービスや統合サービスで探しても納得できるに違いない。
有料でもWeb サービスを使いたいと思える目的を6つ挙げてみた。6 つの目的ごとに、最適なサービスを紹介していこう。
大容量のクラウドストレージが欲しい
クラウドストレージは、クラウド上にファイルを保存できるサービス。クラウド上にファイルがあることで、スマホやほかのパソコンからも簡単にアクセスでき、ファイルの共有も楽になる。また、パソコンにトラブルがあっても、クラウド上のファイルがバックアップとなり、大事なファイルを失う危険を避けられるのも大きなメリットだ。
主要なクラウドストレージとして、「OneDrive」「Googleドライブ」「iCloud」が挙げられる(図1)。クラウドストレージサービスでは、容量によって料金が変わる。容量を気にせずファイルを保存するには大容量のストレージが欲しいが、その分だけ料金が上がってしまう。「必要な容量より少し多め」がどれくらいかを考えて、無駄のない契約をしたい。
大事なファイルだけをバックアップするなら、数GBあれば十分。各社の無料アカウントを作成するだけで、5G~15GBは利用できるので、今すぐ有料サービスに加入する必要はない。無料の容量を超えると「容量が足りません」といったメッセージが表示される。そのときに追加容量を購入するか、別のサービスに移行するかを考えればよい。
問題は既に無料の容量を使い切って、まだまだ保存したいファイルがある場合だ。利用中のサービスをそのまま有料会員にアップグレードする前に、安くて容量の大きなサービスがないか確認しよう。
主要3社の料金を表にまとめた(図2)。同じサービスでも容量の異なる複数のプランが用意されている。「Google One」と「iCloud+」はクラウドストレージを追加するプラン。「Microsoft 365」と「Apple One」はクラウドストレージと付帯サービスが一体化した統合プランだ。
付帯サービスを考えず、単純に「安くて容量の大きいクラウドストレージ」を求めるなら、図2の料金表をグラフにすれば一目瞭然(図3)。1300円で2TBの容量を確保できるGoogle One(プレミアム)かiCloud+が選択肢となるだろう。
ただし、毎日のように利用するクラウドストレージなら、使い勝手も考えたい。使用する機器によって相性もあるので、実際に無料プランを試して選ぶのも大事だ。
クラウドストレージでファイルの自動バックアップや写真の保管を考えるなら、次ページ以降も参考にしてほしい。
からの記事と詳細 ( クラウドストレージの選び方、大容量や自動バックアップなど6つの目的で絞り込む - ITpro )
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