Sunday, May 12, 2024

46GBのデータのコピーにかかる時間は? スティックSSDやポータブルHDDを比較 - ITpro

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 スティックSSDは外観こそUSBメモリーに似ているが、比べものにならないほど速い。外付けストレージを持ち歩いてファイルを頻繁にコピーする人は、USBメモリーや通常のポータブルHDDよりもスティックSSDを積極的に選びたい。

 図1に、現在使われている主なストレージの仕様上の最大転送速度をまとめた。スティックSSDでもUSB 10Gbps接続の製品なら1GB/秒、同5Gbpsの製品でも430MB/秒の速度が出る。3GB/秒を超えるPCIeの内蔵SSDやUSB4のポータブルSSDと比べると見劣りするものの、USB規格が同じポータブルSSDとはほぼ同等だ。HDDやSDカード、USBメモリーなどと比べると圧倒的に速い。

図1 市場にある各種ストレージの仕様上の最大転送速度(シーケンシャル読み出し速度)を大ざっぱに比較した。スティックSSDはUSBメモリーと似たような形状ながら、同じUSB規格のポータブルSSDとほぼ同等の速度が出る。HDDやUSBメモリー、SDカードなどよりもはるかに速い

図1 市場にある各種ストレージの仕様上の最大転送速度(シーケンシャル読み出し速度)を大ざっぱに比較した。スティックSSDはUSBメモリーと似たような形状ながら、同じUSB規格のポータブルSSDとほぼ同等の速度が出る。HDDやUSBメモリー、SDカードなどよりもはるかに速い

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公称スペックの速度は本当 自分でベンチしても同じ結果

 スティックSSDのパッケージや製品仕様には、最大転送速度が記載されている。これはベンチマークアプリのシーケンシャル読み書きテストの結果だ。このテストでは、連続した位置にある巨大データを読み書きして速度を計測する。大手メーカーのスティックSSDであれば、ベンチマークアプリで実際に計測してもその通りかそれ以上の速度が出る(図2)。パッケージや製品仕様の速度は信用できる。

パッケージの速度は信用できる

パッケージの速度は信用できる

図2 適切な利用環境なら、パッケージや仕様にある最大転送速度はその通り出ると思ってよい。右は「CrystalDiskMark」[注]のテスト結果。速度が出ない場合、パソコン側のUSB端子やUSBハブなどの規格を確認する

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[注]ひよひよ氏(https://crystalmark.info/)が開発・公開しているベンチマークアプリ。以下、図5なども同様

 ただし、仕様通りの速度が出るのは、連続した位置にある巨大データの読み書きに限る。日常の作業だと、大容量の動画ファイルやディスクイメージなどのコピーがこれに該当する。このようなシーケンシャル読み書きは内蔵SSDが圧倒的に速い。スティックSSDはちょっと見劣りするが、それでもUSBメモリーやポータブルHDDよりは圧倒的に速い(図3)。

図3 4.4GBの動画ファイル1つのコピーにかかる時間を比較した。USBメモリーやポータブルHDDでは1分半程度もかかったが、スティックSSDだとたった20秒で完了した。USBメモリーやポータブルHDDなどよりも速い

図3 4.4GBの動画ファイル1つのコピーにかかる時間を比較した。USBメモリーやポータブルHDDでは1分半程度もかかったが、スティックSSDだとたった20秒で完了した。USBメモリーやポータブルHDDなどよりも速い

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