デル・テクノロジーズ株式会社
システムの強化機能、「Dell APEX」のAIイノベーション、お客様とパートナー向けのプログラムのメリットを統合した「PowerStore Prime」
当資料は、2024年5月20日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文:https://www.dell.com/en-us/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2024~05~20240521-dell-technologies-bolsters-dell-powerstore-with-storage-performance-resiliency-and-efficiency-advancements.htm#/filter-on/Country:en-usニュースの概要
・「PowerStore」が、高い要件のワークロードをサポート - 最大30%のソフトウェア主導パフォーマンスの向上、最大66%のハードウェア パフォーマンス向上を実現
・「PowerStore」をご利用のお客様は、業界で最も柔軟なQLCストレージと新たな5:1のデータ削減率保証により、効率アップが可能
・「PowerStore」クラウド モビリティー ツールが、「PowerStore」と「Dell APEX Block Storage for Public Cloud」間のデータ移行におけるワークロードの配分を簡素化
・「PowerStore Prime」が、これまで以上に強力なIT投資保護を実現するとともに、プログラムとインセンティブの拡充によって、パートナーのストレージ販売機会を拡大
・「Dell APEX AIOps」が、AI主導のインシデント検出と自動化により、インフラストラクチャーの可用性を最大化
・「Dell APEX Navigator」が、Kubernetes永続ストレージの管理を簡素化するとともに「Dell APEX File Storage」をサポート2024年5月20日、米ネバダ州ラスベガス『Dell Technologies World』発
デル・テクノロジーズは、「Dell PowerStore」の機能強化を発表し、これまで以上に優れたパフォーマンス、効率、レジリエンス、マルチクラウド環境におけるデータ モビリティーを提供します。また、「Dell APEX」ポートフォリオを拡張し、新たなAIOpsの先進機能を提供するとともに、マルチクラウドとKubernetesストレージ管理機能を強化しました。デル・テクノロジーズのインフラストラクチャー ソリューションズ グループ(ISG)担当プレジデント、アーサー ルイス(Arthur Lewis)は、次のように述べています。「『PowerStore』の機能強化と、お客様とパートナーに費用面と運用面でさまざまなメリットをもたらす新たなラインアップは、大きなインパクトを与えるだけでなく、オールフラッシュ ストレージの水準を高めるものになっています。また、イノベーションを重視する当社の取組みは『Dell APEX』にも及んでおり、AIと自動化によって、インフラストラクチャーとアプリケーションの信頼性を高め、マルチクラウドとKubernetesストレージの管理をさらに容易にしました」。ストレージのパフォーマンス、効率、レジリエンス、マルチクラウド機能を強化
「PowerStore」は、業界で最も柔軟なQLC(クアッドレベル セル)ストレージ(*1)と大幅なパフォーマンス強化によって、増え続けるワークロード需要の管理をサポートします。
・QLCベース ストレージ:TLC(トリプルレベル セル)との比較で、1テラバイトあたりのコストを抑えながら、エンタープライズ クラスのパフォーマンスを提供します。最小11本のQLCドライブから始め、アプライアンスあたり最大5.9 PBの実効容量までスケールアップできます(*2)。「PowerStore」のインテリジェントなロードバランス機能は、TLCとQLCの混合クラスター環境全体にわたり、コストを削減しながらワークロードの配分効率を高めます。
・パフォーマンスの向上:新しいDIP(データ インプレース)の上位モデル アプライアンスへのアップグレードによって、ハードウェア パフォーマンスが最大66%向上します(*3)。
「PowerStore」ソフトウェアの機能強化により、効率、セキュリティー、クラウド モビリティーが向上しています:
・ソフトウェア主導のパフォーマンス向上:既存のお客様は、追加コスト不要で利用できる無停止ソフトウェア アップデートによって、混合ワークフロー パフォーマンスが最大30%向上し(*4)、レイテンシーを最大20%低減することができます(*5)。
・データ保護の強化:ブロックとファイル ワークロード向けのネイティブな同期レプリケーションおよびWindows、Linux、VMware環境向けのネイティブなメトロ レプリケーションによって、重要なワークロードを保護するためのこれまで以上に幅広い選択肢を提供します。
・効率の向上:ソフトウェアの強化により、データ削減率が最大20%向上し(*6)、1 ワットあたりの効率的なテラバイト数が最大28%向上します(*7)。
・マルチクラウド データのモビリティー強化:世界で最もスケーラブルなクラウド ブロックストレージで、「Dell APEX Block Storage for Public Cloud」と「PowerStore」をつなぐことで、マルチクラウド戦略を推進し、ワークロードのモビリティーを簡素化できます(*8)。Fulgent Genetics社のアプリケーション担当バイスプレジデント、Mike Lacenere氏は、次のように述べています。「『PowerStore』は、データ処理速度を大幅に高速化し、医師から患者様への遺伝に関する知見と検査結果の提供を迅速に行えるようにすることで、当社が進めている病理学、腫瘍学、生殖医療(リプロダクティブ ヘルス)、また感染症や希少疾患における患者ケアの変革を支援してくれています。また、エネルギー使用量の最小化とデータセンター規模の省スペース化を実現しながら、大きなコスト削減効果を発揮し、持続可能性に向けた当社の取組みを強化してくれます。『PowerStore』の新たな機能強化によるパフォーマンス、効率、コスト削減の3要素がさらに高まり、患者様のケア向上につながると期待しています」。これらの「PowerStore」の機能強化は、「PowerStore Prime」の一部として行われたものです。「PowerStore Prime」は新たな統合ソリューションで、アップデートした「PowerStore」システムと、ストレージに対するお客様の投資をこれまで以上に強力に保護しながら、パートナーの収益性向上を実現できるように設計されたプログラムを組み合わせて提供します。ストレージに対するお客様の投資をより強力に保護
「PowerStore Prime」は、IT投資から最大限の価値を引き出すために、これまで以上の柔軟性を提供します:
・5:1のデータ削減率を保証:業界最高のデータ削減率の保証により(*9)、高い信頼性を持って購入し、コスト削減と省エネ化を進めることができます。
・継続的なモダナイゼーション(最新鋭化):デル・テクノロジーズの「ProSupport」および「ProSupport Plus」による「Lifecycle Extension」が、24時間365日体制でのライブ サポート、柔軟なテクノロジー アップグレード、容量トレードイン、ストレージ アドバイザリー サービスを提供します。
・柔軟な消費モデル:「Dell APEX」サブスクリプションによる従量課金モデルで、「PowerStore」を利用できます。お客様のニーズに応えるパートナーを支援
「PowerStore Prime」は、パートナーによる「PowerStore」の販売をより容易にするとともに、より大きな利益をもたらします。デル・テクノロジーズの「Partner First Strategy for Storage」をベースに、パートナーは価格競争力のある製品バンドルで「PowerStore」の売上を増やしながら、共通のお客様に、幅広いユースケースを提供できるようになりました。また、「PowerStore」と「Dell PowerProtect」を一緒に販売することで、販売活動を効率化することもできます。World Wide Technology社のテクニカル ソリューション アーキテクト、John Lochausen氏は、次のように述べています。「『PowerStore』の新たな5:1のデータ削減率の保証とQLCアレイは、先進のストレージに伴うコストを低減しながら効率性を高めるという、お客様の目標達成に対するデル・テクノロジーズの揺るぎないコミットメントの証です。パートナー向けの新たなインセンティブと保証によってすべてが統合され、オールフラッシュ ストレージの最新機能は、パートナーである当社とお客様の両方を成功へと導いてくれるでしょう」。AIの力を最大活用してIT環境の管理を簡素化・自動化
デル・テクノロジーズは、継続して「Dell APEX」ポートフォリオを進化させ、AIやマルチクラウドといった主要な注力分野に対するお客様のニーズに応えます。「Dell APEX」の数々のイノベーションは、市場をリードするAIOps機能を提供するとともに、ストレージとKubernetes管理の向上を実現します。「Dell APEX AIOps Software-as-a-Service(SaaS)」は、AI主導のフルスタックの可観測性(オブザーバビリティー)とインシデント管理によって、デル・テクノロジーズのインフラストラクチャーの健全性とサービスの可用性を最適化します。AIOpsツールを大幅に拡張した今回のソリューションは、以下の3つの統合機能によって運用を簡素化し、ITの俊敏性を高め、アプリケーションとインフラストラクチャーに対して、より高いコントロール能力を提供します:
・「Infrastructure Observability」(インフラストラクチャーのオブザーバビリティー):AIを基盤にした健全性、サイバーセキュリティー、サステナビリティ―に関するインサイトと提案によって、インフラストラクチャーの問題を従来のアプローチに比べて最大10倍迅速に解消します(*10)。生成AIを基盤にする「Dell APEX AIOps Assistant」は、インフラストラクチャーに関する質問へ即座に回答するだけでなく、問題解決のための詳細な提案を提供します。
・「Application Observability」(アプリケーションのオブザーバビリティー):アプリケーションの可用性とパフォーマンスを保証するフルスタックのアプリケーション トポロジーとアナリティクスによって、アプリケーションの問題に対する平均解決時間(MTTR)を最大70%短縮します(*11)。
・「Incident Management」(インシデント管理):AI主導のインシデント検出と解決によって、デジタル インフラストラクチャーの可用性を最大化し、お客様から報告されるマルチベンダー/マルチクラウド インフラストラクチャーの問題を最大93%削減します(*12)。
「Dell APEX Navigator SaaS」が拡張され、Kubernetesストレージ管理機能を提供するとともに、「Dell APEX Storage for Public Cloud」のサポートが追加されています:
・「Dell APEX Navigator for Kubernetes」:すでに一般提供を開始しており、データ レプリケーション、アプリケーション モビリティー、コンテナのオブザーバビリティーといった先進のデータ サービスによって、「Dell PowerFlex」および近日「Dell PowerScale」と「Dell APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShift」でも、Kubernetesストレージ管理を簡素化します。
・「Dell APEX Navigator for Multicloud Storage」:「Dell APEX File Storage for AWS」のサポートが追加されており、年内に「Dell APEX File Storage for Microsoft Azure」のサポートも予定されています。「Dell APEX Navigator for Multicloud Storage」は、デル・テクノロジーズがオンプレミスとパブリック クラウド ストレージで生成したユニバーサル ストレージ層にわたって、ストレージの構成、展開、監視を簡素化します。お客様は、これまでの「Dell APEX Navigator for Multicloud Storage」に加え、「Dell APEX Navigator for Kubernetes」をリスクゼロの90日間トライアルを活用して、すぐに始めることができます。提供時期について
・「PowerStore」ソフトウェアの機能強化は、5月下旬より全世界で提供開始予定です。
・Gen 2のお客様向けの「PowerStore QLC」モデルおよびDIP上位モデル アプライアンス アップグレードは、7月より全世界で提供開始予定です。
・「PowerStore」マルチクラウド データ モビリティーは、2024年第2四半期(5月~7月)より全世界で提供開始予定です。
・「Dell APEX AIOps Infrastructure Observability」および「Incident Management」は、現在すでに提供開始しています。「Application Observability」は、2024年10月より提供開始予定です。
・「Dell APEX Navigator for Multicloud Storage」の「Dell APEX File Storage for AWS」サポートは、現在米国で提供中です。
・「Dell APEX Navigator for Multicloud Storage」の「Dell APEX File Storage for Microsoft Azure」サポートは、2024年後半より米国で提供開始予定です。
・「Dell APEX Navigator for Kubernetes」は、現在米国で「PowerFlex」向けに提供開始しており、2024年後半より「Dell APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShift」、「PowerScale」、他の国・地域でもサポートを提供開始予定です。
*1. プライマリー ストレージQLCアレイに対するデル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2024年5月)。
*2. 実効容量は平均5:1のデータ削減を想定。実際の結果は変動する場合があります。お客様の環境における容量データは「Power Sizer」を参照してください。
*3. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 「PowerStore OS 4.0」を実行している「PowerStore 3200」と「PowerStore 5200」の最大リリースを比較。読み取り/書き込みを70/30で実行時のピークIOP(ブロックサイズ8K、FCを使用)でパフォーマンスを比較。実際の結果は変動する場合があります。
*4. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 「PowerStore 5200」について、「PowerStore OS 3.6」実行時と「PowerStoreOS 4.0」実行時のピークIOPSを比較(読み取り/書き込みは70/30で実行、ブロックサイズ128K、FCを使用)。実際の結果は変動する場合があります。
*5. デル・テクノロジーズ社内テストに基づく - 32GB FCを通じた「PowerStore 1200」における64Kの読み取りについて、PowerStoreOS 3.6 vs 4.0で比較。
*6. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 「PowerStoreOS 3.5」と「PowerStoreOS 4.0」のデータ削減率を比較(可変ブロック圧縮)。実際の結果は変動する場合があります。
*7. 「PowerStore」の最大実効容量4:1と平均5:1のデータ削減率を比較。実際の結果は変動する場合があります。お客様の環境における容量データは「Power Sizer」をご参照ください。
*8. AWS、Azure、Google Cloudに展開可能なストレージ ソフトウェアに関するデル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2023年5月)。
*9. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - プライマリー ストレージ データ削減率保証とデル・テクノロジーズの「Storage Data Reduction」プログラムを比較(2024年5月)。「PowerStore」については、初期段階で「PowerStoreOS 4.0」をインストールした新規アレイに適用。詳細:All-Flash Data Reduction Guarantee Terms and Conditions(オールフラッシュ データ削減率保証 利用規約)。実際のデータ削減率は変動します。
*10. デル・テクノロジーズ『CloudIQ User Survey』(2021年)。実際の結果は変動する場合があります。
*11. IBM社の委託によりForrester社が実施した調査『The Total Economic Impact(TM) Of IBM Instana Observability Cost Savings And Business Benefits Enabled By Instana Observability』に基づく(2024年1月)。実際の結果は変動する場合があります。
*12. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2023年)。結果は変動する場合があります。
# # #■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
# # #(C) Copyright 2024 Dell Inc.、その関連会社。All Rights Reserved.
Dell Technologiesが提供する製品及びサービスにかかる商標は、米国Dell Inc. 又はその関連会社の商標又は登録商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。
からの記事と詳細 ( デル・テクノロジーズ、「Dell PowerStore」の機能強化を発表 ストレージのパフォーマンス、効率、レジリエンスを ... - ASCII.jp )
https://ift.tt/VMZCSXc
0 Comments:
Post a Comment