警視庁に昨年1年間に届けられた落とし物は約408万7千件。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴って人流が回復し、落とし物の件数もコロナ禍前の水準に戻った。警視庁は今夏、いつでも受け取れるロッカーを全国の警察で初めて導入。落とし主の利便性向上や、返還対応をする職員の負担軽減を図る。
警視庁遺失物センター(東京都文京区)の入り口付近に返還用のロッカーを設置し、窓口が閉まる夜間や休日も受け取れるようにする。利用希望者はオンラインで事前に予約し、送られたQRコードと暗証番号を入力すれば扉が開く仕組みだ。
警視庁は効果を検証した上で警察署への導入拡大を検討する。
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