Friday, May 24, 2024

市の技師、カラス対策保管庫を自作 住民から集めた費用の一部を懐に - 毎日新聞

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兵庫県芦屋市 拡大
兵庫県芦屋市

 業者が設置すると偽って、カラス対策でごみ置き場に置く保管庫17台を自分で組み立てて設置し、住民から集めた費用のうち材料費との差額約64万円を「作業代」として受領したなどとして、兵庫県芦屋市は24日、市民生活部の男性技師(38)を停職3カ月の懲戒処分にした。

 市によると、男性技師は2021年1月~22年6月、地域の自治会活動に関連し、保管庫を1台17万~22万5400円で設置。希望した住民から預かっていた計315万2200円のうち、材料費を除く64万1400円を自分のものにしていた。

 男性技師が住民へ示した案内文では、業者が設置することになっていた。類似品は施工費込みで1台20万円強とされ、技師は市の調査に「自分でやったほうが安いと思ってやった。お礼を言う人もいる」と釈明。自治会から返金を促されたが応じていないという。【稲田佳代】

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