証券大手のゴールドマン・サックスは16日、韓国が6月に「国債集中保管口座システム」を稼働させれば、 FTSE世界国債インデックス(WGBI)に組み入れられる可能性があるとの見方を示した。
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ゴールドマンサックスは「6月に韓国預託決済院の国債集中保管口座システム稼働で外国人投資家の国債取引業務を実行できるようになれば、韓国は(指数算出会社)FTSEラッセルの債券市場国家分類でWGBIに組み入れられる道が開かれるだろう」と予想した。
国債集中保管口座は国際証券決済機関(ICSD)が開設する口座で、外国人投資家は韓国預託決済院に開設されるこの口座を通じ、簡単に韓国国債を購入、管理できる。
韓国がWGBIに組み入れられる場合、組み入れ比率は約1.7%と予想される。ゴールドマン・サックスは「WGBIをベンチマークとする世界の運用資産残高(AUM)を2兆5000億ドル規模と仮定すると、韓国がWGBIに組み入れられれば、約400億ドル相当のパッシブ資金(指数を運用時のベンチマークとする資金)が韓国に流入するだろう」とし、投資ファンドや中央銀行などを含むさまざまな取引による資金流入額は段階的な組み入れ期間に500億~600億ドルに達するとの見通しを示した。
これに先立ち、FTSEは3月末、韓国をウォッチリスト対象国に維持すると発表している。仮に9月のWGBI編入発表に含まれれば、実際の指数組み入れは6~9カ月後になる可能性が高い。
キム・ジョンヨン記者
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