廃炉作業が続く敦賀市の高速増殖炉もんじゅで、原子炉内に残っていたすべての核燃料を一時的な保管場所に移す作業が終了しました。
取り出した核燃料は、ことし6月以降、使用済み燃料プールに格納する予定で、4年前に始まった作業は大詰めとなっています。
廃炉作業が続くもんじゅでは、4年前から原子炉内の核燃料を使用済み燃料プールに格納する作業が順次、行われていて、3月30日からは、原子炉内に残る核燃料124体を炉外燃料貯蔵槽という一時的な保管場所に移す作業が始まり、22日未明に終了しました。
これを受けて、日本原子力研究開発機構の吉田邦弘理事が敦賀市の池澤俊之副市長と面談しました。
吉田理事は、トラブルなく作業を終えたことや、ことし6月以降、貯蔵槽に保管した核燃料を使用済み燃料プールに格納する作業を進めることなどを報告しました。
これに対し池澤副市長は「まだ燃料プールに格納する最後の作業が残っているので、慎重に慎重を重ねて、しっかりと目的を達成してもらいたい」と話し、安全を最優先に作業を進めるよう求めました。
原子力機構は核燃料を使用済み燃料プールに格納する作業を年内に終わらせる計画で、来年度以降、原子炉の冷却剤などに使われた液体ナトリウムを抜き出す作業に取りかかることにしています。
からの記事と詳細 ( もんじゅ原子炉内の全核燃料を一時的な保管場所に移す作業終了|NHK 福井県のニュース - nhk.or.jp )
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