香芝市は、決められた保管期限が過ぎた新型コロナウイルスのワクチンを、誤って６人に接種したと発表しました。
香芝市によりますと、今月２日に市内の医療機関がワクチンの在庫チェックをしていたところ、先月２１日に６人に接種したワクチンが保管期限を１日過ぎていたことに気づいたということです。
このワクチンは、市の冷凍庫から出してから１か月以内に使用することが決められていて、市では医療機関の保管期限の確認が不十分だったとしています。
香芝市では、ワクチン接種の予約状況などに応じて、週に１回、必要な量だけ各医療機関にワクチンを配布しているということで、あまったワクチンについては保管期限を守って使うように指導をしていたということです。
香芝市によりますと、これまでに接種を受けた６人から体調不良などの報告はなく、健康観察を続けながら今後の対応を決めていくということです。
香芝市では、改めてワクチンの使用と保存管理について医療機関に文書で通知し、再発防止に努めたいとしています。
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