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HDDやSSDなどのストレージは使い込むと遅くなる。フレッシュな状態を保つには定期的なメンテナンスが必要だ。ただし、ストレージの種類によってメンテナンスの方法は異なり、HDDでは「デフラグ」、SSDは「トリム」という処理をする(図1)。
図1 パソコンを使い込むと動作が次第に遅くなる。内蔵ドライブの最適化が必要だが、行うべき処理はストレージの種類によって異なる
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デフラグはデータの並べ替え トリムは空きブロックの確保
もっとも、ユーザーはそれらをあまり意識する必要はない。というのは、Windowsには「ドライブの最適化」という機能があるからだ。ドライブの種類を自動判別し、それに応じた処理を週に1回自動で行ってくれる(図2)。
図2 タスクバーの検索欄に「ドライブのデフラグと最適化」と入力し、「ドライブの最適化」画面を開く。ドライブの種類がOSによって自動判別され、それぞれに適した最適化が実行されることがわかる
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最適化の手法がHDDとSSDで違うのは、データの記録方法がまったく異なるからだ。
HDDは高速回転する磁気ディスクの上を磁気ヘッドが移動してデータを読み書きする(図3)。使い込んで1つのファイルがバラバラに記録されるようになると、より頻繁なヘッドの動きが必要になって読み書きが遅くなる。デフラグはこれを是正する(図4)。
図3 HDDの内部では磁気ディスクが高速で回転しており、その上を磁気ヘッドがせわしなく移動してデータを読み書きする。ディスクはクラスターという小さな単位で仕切られ、大きなファイルは複数のクラスターにまたがって保存される
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図4 HDDがきれいな状態では、1つのファイルは連続したクラスターに保存される。しかし、ファイルを読み書きするうちにHDDの断片化が進み、1つのファイルがバラバラに保存されるようになる。デフラグを実行すると、分散したデータがきれいに並べ替えられる
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からの記事と詳細 ( ストレージの整理方法、デフラグ・トリム・サニタイズの違いを知る - ITpro )
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